2013年8月30日金曜日

【8/30】一角獣と貴婦人@国立国際美術館

芸術新潮に「まさかの来日」とまで書かれる、「一角獣と貴婦人」のタピストリーが来日中。いやぁ、ホントに来るなんて思っても見ませんでした。なんでも、ガンダムUCで使われていたらしい。いや、見てないから知らないんですよ。

展示はこの連作だけっ!っと言い切ってしまっても良い。主催者側も潔く、展示室入ってすぐに展示。大きなスペースに、ぐるっと6枚のタペストリーは圧巻。中世(16世紀)のものとは思えないほど、保存状態も良し。図録を見ると、定期的な補修が行われているらしい。
基本構成は一緒で、中央結界の中にいる、貴婦人と一角獣と獅子。一角獣はもちろんのこと、獅子も見たことがない時代でしょうから、やたらと表情が人間的であります。周囲は朱の背景に草花文様と他の動物達。文様学としても面白いかと。
タペストリーの内容については様々な所に紹介されているので省略。「我が唯一の望み」は、単純にキリストの楽園に迎えられるル・ヴィスト家と見るが、はて。
その他展示は、時代背景とか、ユニコーンとか、タピストリーとかがちょこっと。個人的にはユニコーンの図像がもうチョット厚いかと思ってましたが、元々それほど多くないか。
他の紹介記事(まとめサイト)にあったタペストリー「アンジェの黙示録」も凄そうだなぁ・・・まあ見に行きたいところが増えた(苦笑

2013年8月18日日曜日

【8/17・その2】福井 神社巡り編

せっかく福井まで行くんだから、神社も巡る。

【賀茂神社】
福井市の南西、加茂に鎮座する。鯖江からの方が近い?ナビでは鯖江ICで降ろされた。
両部鳥居から入って正面に拝殿。その参道脇に十二支の摂社。その他の境内摂社は見当たらず。「建造物賀茂神社脇社祇園社」の碑があるのだが、建物はなし。遺構だけ?


訪れた時はちょうどご祈祷の最中ということで、御朱印頂くのに、20分ほどウェイティング。しっかし、あちぃ~(当日の最高気温は35.8℃。もちろん、実感はそれ以上)。

【毛谷黒竜神社】
福井市街地に入って足羽神社に行こうと思った登り口に鎮座。黒竜川(九頭竜川)を鎮めるために建立、とのご由緒書き。本殿左手には摂社・西宮恵比須神社がある。景気回復っ!商売繁盛!!

【足羽神社】
「あすわ」神社である。読み方覚えられぬ、自分の忘備録。
越前開祖の継体天皇を祭神とする神社。足羽山公園の高台に鎮座する。独特なご神紋(日と月)ですね。

境内摂社も多いが、足羽山周辺は神社がいっぱい。引き寄せる何かがあるのでしょうか?

【佐佳枝廼社】
「さかえのやしろ」と読む。コレは覚えた(w
福井市の官公庁街ど真ん中。建立当初は東照宮を、後に松平家を合祀して現在に至る(かなり省略)。

頂いたご由緒に本殿正面の写真があるのだが、後ろにあるホテルをあからさまに消してる・・・。

【福井護国神社】
福井市の北側に鎮座。護国神社ですから、ご祭神は英霊の皆様(日本以外の方々は「死んだら神になる」という考え方は理解できないんだろうな・・・)。

境内に飼われている孔雀も暑くてバテてました。

【神明神社】
福井市中心部に戻ってきて、官公庁街の北側。お伊勢さんを勧請した神社。

横の摂社は「稲荷・恵比須・袋羽」の合祀殿と太子堂・・・・・え?聖徳太子?

【藤島神社】
新田義貞公を祀る神社で、これまた足羽公園に鎮座。新田氏縁の神社なので、ご神紋は新田家の家紋である「大中黒」。

ふくい五社巡りのひとつである、柴田神社忘れてただよ・・・つか、新明神社と勘違いしてた。帰ってから気がついた  orz


2013年8月16日金曜日

【8/17・その1】ミケランジェロ展@福井県立美術館

夏休み?なんすかそれ?こちとら、カレンダー通りに出勤してました(しかも、毎日22時帰り)が、なにか?(しくしく
9月末の連休にくっつけて、取ってやる。二週間行方不明になってやる

そんな仕事がとっても (゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャ(゚∀゚) を遥かに超えている状況なので(休んでてよいのか?)、自我を失わないように福井まで。目的はルネサンスの巨匠であるミケランジェロの展覧会。国立西洋美術館でやることは知っていたのだが、福井でもやってると聞いて、そりゃ行かねば、と。完全に諦めてましたから。
当然、神社巡りも含めますが、それは別で

今年は「日本におけるイタリア2013」ってことで、イタリア関係の展覧会が3点。ミケランジェロ(福井→東京:西洋美術館)、ラファエロ(西洋美術館:終了)、レオナルド(東京都美術館:終了)と、ルネサンスの巨匠が勢ぞろい。贅沢だなぁ、おい。


で、ミケランジェロです。目玉は「レダの頭部の習作」とレリーフの「階段の聖母」。あ、あれ?西洋美術館のチラシでは「クレオパトラ」の素描があったのですが、それは何処に?来てない?そ、そうですか  (´・ω・`)
ミケランジェロの大作といえば、システィーナ礼拝堂の天井画や壁画ですし、彫刻にしても「ピエタ」や「ダビデ像」、「奴隷(抵抗する・瀕死の)」な訳です。彫刻は全部揃えればヨーロッパが買えるとも言われてます。ハッキリ言って来る訳ありません。
なので、展示は習作と礼拝堂に関わる資料がメイン。資料って、要は当時のお土産ブロマイドです。昔っからやることは一緒です。
ミケランジェロの彫刻は現地じゃないと見れないので、初来日の「階段の聖母」は貴重。幼子キリストをなにかから隠そうとしている?不思議なレリーフ。聖母子像って(ラファエロに代表される)母子の愛情たっぷりが普通なのだが。

さて、オチです。
ミケランジェロの展覧会は1996年にも行われていますが(当時の巡回は新宿三越→京都文化博物館→東京富士美術館)、展示内容は、ホボ同じです。プラスされているのは「レダの頭部の習作」、「階段の聖母」(96年は後世のブロンズレプリカ)、「キリストの磔刑」の三点。全部比べたわけでは無いですが、まぁ、貸し出されるモノは変わらんってことだよね。

階段の聖母が見れたから、良しとしよう。

2013年8月11日日曜日

【8/11】但馬の神社

嫁がパート仲間とお出かけだそうで。ならば、家に篭ってても仕方がない。何処にいても暑いのだから。

【粟鹿神社】
丹波一宮その1。北近畿豊岡自動車道の山東IC付近。
一宮とは思えないほど、ひっそりとした神社(と言ったら失礼?)。夏休みということもあるのか、「息子(娘?)夫婦が里帰りして孫の初宮参り」と思われるご一行がご祈祷中。御朱印はご祈祷が終わるまで静かに待つ。
境内社は稲荷さん、厳島さん、猿田彦、そして一番大きなのが天満宮。社紋は「抱き茗荷」だそうな。

【赤渕神社】
和田山IC付近。予定にはなかったのだが、ナビの画面に現れたので、寄ってみた。集落の間を抜けるほっそい道の先。
正面に見えるのは勅使門。文化財指定されていたような・・・粟鹿神社と記憶が混ざってる?
境内は広く、(他もそうだったけど)境内に土俵がある。
御朱印は期待していなかった(下調べなしだったので)が、社務所兼ご宮司さん自宅らしく、快く?引き受けて頂けました。

【養父神社】
養父市だが、国道9号線や市街地とはちょっと離れた台地の上に鎮座。鳥居まで上がると、真下にはJR山陰本線と円山川。
神門をくぐると正面に拝殿。2つの狛犬が並んでるとおもったが、奥側(腰を上げている方)はなんか異なる雰囲気。由書などによると、狼だそうです。
社務所は拝殿右手側の橋を渡った所に。小さな子供が走り回ってたが、都会ではお目にかかれない、生命力の塊に見えた。もちろん良い意味ですよ。

【伊福部神社】
出石で蕎麦を食べるべく彷徨っていたところで見つけた。愛宕さんとの繋がりあるらしく(山上奥社は愛宕神社)、8月末には「愛宕の火祭り」が行われるらしい。
拝殿に掲げられていた由緒記を見たのだが、文字が殆ど消えてしまって判別不能。

【出石神社】
出石蕎麦を食し、こちらも丹波一宮である出石神社。有名神社なので賑やかと思ったが、駐車場はすっからかん。さすがにこの暑さでは人出もないか。

社務所も表には人影なし。まさか昼食休憩で不在か?とおそるおそる呼鈴で。お勤めの方が出てきました。よかった。

【小田井縣神社】
豊岡市の中心部、堀川橋西詰のそば。川沿いの道を進むと神社にはたどり着けないので要注意。
到着したのは13時過ぎ、灼熱の時間帯。境内に居る鳩も日陰の白洲で涼を取っておりました。

参拝を済ませて、さて御朱印を・・・と思ったら、宮司の奥様と思えるお方が出てきまして、「今日宮司はお伊勢さんの方に行っておりまして・・・・」とのこと。頂けないものは仕方がないので、ではまた今度(涙

【絹巻神社】
まさか、真夏の時期に城之崎温泉に来るとは思わなかった(関西人にとっては、蟹の時期に来るところです)。城崎温泉街を抜けて、円山川を渡った所に鎮座。

こりゃまた灼熱の時間帯で、社務所前の休憩スペースにはローディーさんがお休み中。この時間帯に走ってると、死ぬね。その社務所は不在。しくしく。

【帰りに寄った神社】
■但東町一宮神社
但東町久畑に鎮座。国道426号線沿い。境内の空気が半端無くよかった。
こういう神社を見つけると、嬉しい

■大生部兵主神社
但東町薬王寺。拝殿に蜂が巣を作っている模様。参拝時には要注意。

2013年8月3日土曜日

【8/3】クラークコレクション展

兵庫県立美術館で行われている、クラークコレクションー展へ。JR神戸線灘駅からの眺め。美カエルくんがいない(翌日に復帰した模様)。
クラークコレクションの展覧会ですが、チケットや広告には「ルノアールとフランス絵画の傑作」の方が字が大きい。まぁ、ルノアールって書いとけば、観覧者2割増し(個人感覚比)ですからなぁ。ちなみに関東・三菱一号館美術館のチラシでは「奇跡のクラークコレクション」の方が字が大きいです。関西は集客上手というべきか?
ルノアールだけが宣伝されているので、他はどうかと思っていたのですが、これがまぁなんとも。カミーユ・コロー5点、モネが6点、カミーユ・ピサロが7点、ドガは踊り子が来てるし、久しぶりにしっかりした印象派見た気がした。シスレーも良かった。
途中アカデミック派を挟んで(こういう時のアカデミック派でラファエル・コランが出てこないのは何故なんだろう?)オオトリを努めます、ルノアール様です。計22点。
中間期を中心としたコレクションなのであろうか?後期の裸婦像シリーズはなし。良く言えば肖像画家としての絶頂期ではあるのだが・・・。個人的には中途半端な印象。
何故か、出口直前にロートレックの作品が。何故ここの展示だったんだろうか?