2016年10月30日日曜日

【10/29】関大の秘宝・妖怪展・正倉院展

珍しく展覧会が豊作な関西の秋

【関西大学蔵 本山コレクションの精華@大阪歴史博物館】
某関係者から招待券を頂きまして。

大阪歴博は特別展で「真田幸村展」を開催中。こちらは常設の特別陳列です。表題の通り、本山彦一がコレクションし、その後関西大学に寄贈されたモノです。普段は関西大学博物館に展示されている模様。
縄文時代から古墳時代にかけての石器や土器や飾り物、銅鐸銅矛などなど。あと、土偶に埴輪。遮光器土偶も含まれております。そんなに珍しいモノではないのね、これって。
展示室ド真ん中に「こんな偽物掴まされました~」ってやってるのが面白い。
日本各地にとどまらず、世界(南米)でも発掘を行っていたそうで、ペルーの壺の展示などもあります。

【妖怪展@あべのハルカス美術館】
最近、幽霊絵がブーム?浮世絵の展覧会があると、もれなくセットで付いてくるからそう思うだけ?
最初は狐狸に百鬼夜行。能楽好きにはお馴染みの釣狐(白蔵主に化けた狐)です。百鬼夜行は妖怪付喪神大行進。
で幽霊画、歌舞伎の妖怪怪物へと。幽霊図は半分美人画の様相ですね。九相図見たかったなぁ・・・(展示替えの日程が合わず)。歌舞伎妖怪絵は土蜘蛛とか船弁慶(平家の亡霊)とか、とか。ホントに浮世絵好きだったら絶対見たことあるよな、なモノが沢山。
その後の六道絵(要は地獄図)がよかった。展示替えのため一部だけだったけど、全幅展示してくれないかなぁ。来夏の奈良博に期待しよう。
最後は土偶。今日は土偶付いてます(笑)。こちらにも遮光器土偶あり、トリを飾るのは「みみずく土偶(重要文化財)」。土偶は異形の怪物なのかという気はするのだが?
妖怪ウォッチの展示もあるため、観覧者にはお子様方も多し。でも、最後にチョビっとなんだが・・・。

【正倉院展@奈良国立博物館】
混雑は毎度のことなのだが、今年は観客少なめ?
レイトチケット(夜間専用)と通常チケットの合間を狙っての入館。土曜日でかなりの混雑を予想していたのだが、芋洗いほどではなく、少し待てば前に行って見れる程度。
今年は書が少なめで、絢爛豪華なキンキラキンは少なめかと。そのかわりと行っては何だが、鈴とか櫛とかが小物であるもののキリリと光る。櫛を見てたおば様達は「昔の人は髪細かったのねぇ~」って言ってたけど、ほぼ間違いなく奉納用で、人様は使ってないと思うぞ。

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