福岡行きの真の目的はベルリン国立美術館展@九州国立博物館と大英博物館・古代エジプト展@福岡市美術館である。だって、東京に行くよりも安くつくんですから。
【ベルリン国立美術館展@九州国立博物館】
フェルメールの「真珠の首飾りの少女」初来日です。神戸が「真珠の耳飾りの少女」ということで、非常に紛らわしい。
入ってすぐにあるのは宗教画でしたが、あまり記憶に残っていません(既に二週間経過してまして・・・)。クラナハ工房の「ルターの肖像」は教科書で見たような。ブロマイド化していたようですね。クラナハ(父)の『ルクレティア』は初め通り過ぎたときは気づきませんでした。フェルメールと対面して展示してありました。クラナハらしい女性像であります。フェルメールしかアテにしていなかったので、ちょっと得した気分。
さて、フェルメール。その絵の前に立った時に音が聞こえた気がしました。「時を止める音」とでも申しましょうか・・・・・。いやぁ、久しぶりに鳥肌でした。初めてフェルメール「手紙を書く女」を見た衝撃に近いものがあったと。おかげで、その他の印象が掠れてしまっていますです。
【大英博物館・古代エジプト展】
グリーンフィールド・パピルスの全編を見れる展覧会。死者の書の全部ってなかなか見れない(後世の短縮版は除く)ので。できれば『アニのパピルス』全編が希望なのだが、さすがに許可は下りないだろうなぁ。
展示は古代エジプトの生死観から神々の紹介から始まる。ミイラマスクとか棺にステラ。バーやカーの解説も詳しく。
そうこうしているうちに、グリーンフィールドパピルス全巻。死んでから、オシリスへの礼拝→審判→死者の世界での生活とか、まぁ事細かに。途中にあった「オバQ」みたいなキャラクターは一体何だったのであろうか?死者の書には珍しく、天体図(シューとゲフ)が描かれてる章あり。
途中にあった「丘」の意味がまだ分かってません。
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