2012年11月25日日曜日

2012年 京都の紅葉

11/24に自転車で京都市内を巡って、紅葉を愛でるポタリング(リンク先はルートラボの実走記録)。翌日25日は(毎年恒例の)ゴルフ帰りに石山寺夜間拝観。

【嵐山】
10時前に到着だが、それでも山ほどの観光客。他府県ナンバーの車は突っ込んでくるし。こんなところ車で来るところじゃねぇって。写真は渡月橋から保津川を登っていったところにある千光寺から見た紅葉と渡し舟。川際にある旅館(先週の芸能百花繚乱に使われてた)に行く船と思われます。

【上賀茂神社】
紅葉客に加えて七五三や結婚式で大賑わい。紅葉は絶好調。左:神社内を流れる川岸、右:二の鳥居横。

【貴船】
嫁のリクエストである『馬く行くストラップ』を調達に。貴船神社近辺は完全終了。風が渡る時に飛ばされる落ち葉が綺麗であった。写真は貴船口にある鳥居。

【実相院】
貴船をダウンヒルして(寒かったァ・・・)、岩倉方面へ。板間に写り込む紅葉で超有名な名所。中の障壁画も見事。鶴の間(作者不明)よかった。

【永観堂】
泣く子はもっと泣く人の多さ。とてもじゃないが入る気しない。駐輪場から中をちょっとだけ。

【石山寺夜間拝観】
いつもの硅灰石のライトアップ。今年は大日堂もフレームイン


2012年11月17日土曜日

【11/16-17】福岡おでかけ(神社編)

格安航空会社(LCC)のピーチを使って、福岡まで行って来ました。って、自分の地元なんですが・・・。お目当ては東京と福岡でしかやらない展覧会2つですが、神社も回ります。

【香椎宮】

福岡市と言えども、ちょっと離れた所にある。西鉄香椎宮前駅から歩いた(勅使道で樟の並木道)。一番近いのはJR香椎線の香椎神宮だが、九州の支線なので、電車の本数は多くない(一本/20分)。祭神は仲哀天皇と神功皇后。

【筥崎宮】

筑前国一宮。岩清水・宇佐に並ぶ日本三大八幡の一つ、らしい・・・鶴ヶ岡八幡宮は?
海岸線に向かって鎮座し、参道はそのまま海までつながっている。

【櫛田神社】

博多の街総鎮守。博多祇園山笠を取り仕切る神社である。キャナルシティ博多のすぐそば。祭神は大幡主大神、天照皇大神、素盞鳴大神。

【住吉神社】

筑前国一宮、その2。神社のご由緒では「当社は住吉の最初の神社」と記載される。大阪の住吉大社・下関の住吉神社に並ぶ、日本三大住吉の一つ・・・・・あれぇ?筥崎でも同じ事を書いた記憶が。。。

【警固神社】

天神のド真ん中、西鉄天神駅の真裏に鎮座。太宰府の防衛施設である「警固所」に由来。今回周った神社でもそうだが、土地柄、韓國や中国との貿易や防備の話が多い。主催神社警固大神。

【太宰府天満宮】

説明不要とも思えるほどの、超有名神社。福岡県人に言わせれば、天満宮はここが総本家。

【福岡護国神社】

靖国神社の福岡県社、と言えばわかりやすいかと。大濠公園の南側に鎮座。参拝時(17日午前9時)は土砂降りの雨であったため、七五三参りも居なかった。写真屋の方が暇そうにしていたのが印象的。お仕事ご苦労様です。

【光雲神社】

「てるもじんじゃ」と読む。西公園に鎮座し、主祭神は黒田家初代である黒田孝高と、初代福岡藩主・黒田長政を祀る。

これで福岡市内の主だった神社は廻れたかな・・・?

美術展とピーチについては後日

【11/16-17】フェルメールと死者の書

福岡行きの真の目的はベルリン国立美術館展@九州国立博物館と大英博物館・古代エジプト展@福岡市美術館である。だって、東京に行くよりも安くつくんですから。

【ベルリン国立美術館展@九州国立博物館】

フェルメールの「真珠の首飾りの少女」初来日です。神戸が「真珠の耳飾りの少女」ということで、非常に紛らわしい。
入ってすぐにあるのは宗教画でしたが、あまり記憶に残っていません(既に二週間経過してまして・・・)。クラナハ工房の「ルターの肖像」は教科書で見たような。ブロマイド化していたようですね。クラナハ(父)の『ルクレティア』は初め通り過ぎたときは気づきませんでした。フェルメールと対面して展示してありました。クラナハらしい女性像であります。フェルメールしかアテにしていなかったので、ちょっと得した気分。
さて、フェルメール。その絵の前に立った時に音が聞こえた気がしました。「時を止める音」とでも申しましょうか・・・・・。いやぁ、久しぶりに鳥肌でした。初めてフェルメール「手紙を書く女」を見た衝撃に近いものがあったと。おかげで、その他の印象が掠れてしまっていますです。

【大英博物館・古代エジプト展】

グリーンフィールド・パピルスの全編を見れる展覧会。死者の書の全部ってなかなか見れない(後世の短縮版は除く)ので。できれば『アニのパピルス』全編が希望なのだが、さすがに許可は下りないだろうなぁ。
展示は古代エジプトの生死観から神々の紹介から始まる。ミイラマスクとか棺にステラ。バーやカーの解説も詳しく。
そうこうしているうちに、グリーンフィールドパピルス全巻。死んでから、オシリスへの礼拝→審判→死者の世界での生活とか、まぁ事細かに。途中にあった「オバQ」みたいなキャラクターは一体何だったのであろうか?死者の書には珍しく、天体図(シューとゲフ)が描かれてる章あり。
途中にあった「丘」の意味がまだ分かってません。

2012年11月1日木曜日

【10/31】マウリッツハイスとエル・グレコ

月末恒例化しているような?な昼で早退して美術館に。今これを外すわけにはいかない、2つの展覧会です。
午後だけで2つは無理か?と思っていたのだが、展示数が少ない(両者ともに約50点)ことが幸いしました。

【マウリッツハイス美術館展@神戸市博物館】

フェルメールの『真珠の首飾り(青いターバン)の少女』を全面に出す展覧会(まるで他にはなにもないかのようでもある)。彼女とは12年ぶりの再会です。当時は「もう二度と来ないっ!」って言ってなかった?気のせい?
そのフェルメールですが、「ディアナとニンフたち」も来ています。有名な窓辺の風景とは異なる宗教画ですので、フェルメールらしさはあまり感じることはできません。
その横にあるのがルーベンスのアントワープ大聖堂『聖母被昇天』の下書き。日本では「フランダースの犬」で有名なあの絵です。さらにその後にはレンブラントの『シメオンの賛歌』。聖母マリアや幼子イエスをスポットライトで照らされている、あの『夜警』を思わせる表現です。聖母マリアのモデルはサスキアではないかな?その他、レンブラントが7点もあって、とってもひゃっほーです。もっとt宣伝していいと思うが、やっぱりフェルメールなのか。。。
さてその『真珠の首飾りの少女』ですが、第二室(2階入ってすぐ)の展示です。近くまで行きたい人用のとぐろ行列と、遠目でもいいからじっくりのスペースに分かれています。平日だったので、どっちでもな状態でしたが、休日にはエライことになってるそうです。覚悟しなはれ。多分、平日であっても会期末はエライことになると思われます。覚悟しーや。

【エル・グレコ展@国立国際美術館】

エル・グレコにまみれる展覧会。日本でグレコを見れるところといえば、大原美術館と国立西洋美術館だけ。なので、とっても貴重でヤッハーな展覧会です。
回顧展お決まりの自画像から始まって、まずは肖像画から。「フリアン・ロメロと守護聖人」なんて、もうグレコのオーラでまくり。聖人肖像画の「福音書記者聖ヨハネ」は鳥肌立った。
宗教画になると、『受胎告知』に『羊飼いの礼拝』など、もうグレコ・ワールド百花繚乱。唯一惜しいと思ったのが展示順番。とあるパーティション内に『オリーブ園での祈り』、『十字架のキリスト』、『キリストの復活』と並んでいたのだが、そのコーナーに『聖衣剥奪』が欲しかった。そうすれば、キリストの受難がこの一角で全て揃うのに。
最後の展示室にあるのがチケットの『無原罪のお宿り』。現在では少々理解し難い「聖母マリアは原罪を免れて生まれてきました」っていう絵であるのだが、何をもってそう解釈できるのかがハテサテである。高さ3メーターほどで、縦方向に大きく引き伸ばされた人物像は、『これぞエル・グレコっ、そこに惹かれる憧れるゥ~』(ジョジョ風)である。
通して見て、何かに似てるなぁ・・・と。。。。あ、『北斗の拳』だ