2013年5月20日月曜日

【5/17-19】東京での展覧会(ダビンチ・ラファエロ・大神社)

東京お出かけ・ぱーと2。美術展覧会編です

【レオナルド・ダ・ヴィンチ展-天才の肖像@東京都美術館】

しばらく改装閉館していた東京都美術館。企画展示室に上りエスカレータが設置されていました。その分、逆行がやり難くなった印象。
ダビンチ展ってそこそこ頻繁に行われている気が・・・ということで、私が行った展覧会の記録(チラシとチケット)を調べてみました所
 2001年 チャルトリスキ・コレクション展(白貂を抱く貴婦人)@京都市美術館
 2005年 ミラノ展(素描・レダの頭部)
 2007年 ダビンチ展~天才の実像(受胎告知ほか)@東京国博
 2012年 ダビンチ 美の理想(ほつれ毛の女)@Bunkamura
1990年代には、素描の「聖ヒエロニムス」が来ていた記憶があるのだが(開催場所は国立西洋美術館)。あと、ダビンチの真作は来てなかったけど、「モナリザ展@東京都美術館」とか。
そんなダビンチですが、今回来日している油彩画は「音楽家の肖像」です。他アトランティス手稿もご来日。
理系の身としては、アトランティス手稿が興味深い。光学の焦点距離のネタとか、永久機関のスケッチって何が何だか、だったりしますが。
その他周辺とか模写とか。「岩窟の聖母」(ヴェスピーノによる模写)は前回のBunkamuraでも来ていましたな。

【ラファエロ展@国立西洋美術館】

日本でここまで揃うことは、まぁほぼ無いであろうな展覧会。少なくとも、私が生きている限りにおいては。
出だしはお決まりの自画像から。その後は初期の工房作品が来て、お馴染みのラファエロです。有名ドコロを羅列すると
 聖セバスティアヌス
 聖ゲオルギウスと竜
 若い夫人の肖像(ラ・ムータ)
 大公(グラン・カーター)の聖母
 聖母子と洗礼者ヨハネ
 エゼキルの幻視
この辺りは、ラファエロの画集に、ほぼ載っているのでは、と思ふ。
さすがにシスティーナ礼拝堂の壁画は持ってこれないですので、そこは写真パネル。アテナイの学堂、聖ペテロの救出とか。ラファエロが原画を描いた「聖ステパノの殉教」はデッカいタペストリー。これ、関西の美術館では、入らんわ。。。

【大神社展@東京国立博物館】

神社パワー炸裂ーっ!ってことで。ほら、今年はお伊勢さんの遷宮と出雲大社の遷宮も重なりますし。
観覧は5/19の朝イチ。15分前に到着するも、既に入場待ちの列。東京最終日ってことで、デッカイ荷物を抱えている身としては、まず先にロッカーに荷物を放り込まなければならんわけでして、順路通りの観覧は諦め、後半部の武具関連から。厳島神社に大内義隆寄進の「黒革肩赤威鎧」(革の字は異なります。PCで見つけられません)とか国宝がたくさん。七支刀は会期合わず残念。縁起絵巻では北野天神縁起絵巻。最終章に天人五衰まで描かれているとは、そこまで描きますか?
で、最終コーナーが神像です(この時点で前半は全く見ていませんので、私にとって最終ではないですが)。狛犬・狛獅子、随心立像(神社の山門で、阿吽像の代わり?にある男神像)の間を通って神像のコーナーに入るとは、演出憎いですなぁ~(笑
神像はそれだけ見ても何の神だかチンプンカンプンです。神名を意識して作られたとも思えない(除く:八幡菩薩)。奉納した寄進者を模して作られたんじゃないかなと想像。キリスト教絵画でも寄進者が描かれていることは普通ですし、洋の東西問わずそういうことは為されていたのでは、と思ふ。福井・八坂神社から出品されている「女新坐像」は、それだけ見れば十一面観音坐像としか見えません。でも印を結んでない(手が見えない)んだよね。なんか不思議。
さて、最初の展示室の古神宝ですが、後期は厳島と鶴岡八幡と熱田のお宝です。着物とか、あり得ない大きさで作ってあるんですねぇ。偉大な力を持つ神だから、我々と同じ大きさである訳がないっ、てことでしょうか。
次の一角では沖の島(宗像大社の奥の院。ここから出土したのもは全て国宝指定。海の正倉院とも呼ばれる)からの出品。きゃーきゃーきゃー。もう見れないかもです。
参詣曼荼羅がありーの、和歌山塚淵八幡の御神輿がありーの、翁面やら狩衣やら・・・って見てたら、あっという間に2時間オーバー。飛行機の時間もあるので、後ろ髪ひかれながら退館です。当初予定では夜間開館でって思ってましたが、18時以降では見きれんわ・・・これは。

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