夏の京都はシャレにならんのだが、会期終了間近の青木繁@京都国立近代美術館と、始まって間もないフェルメール@京都市美術館です。このタイミングだったら、同時に行くでしょうが。
さて、青木はフェルメールに勝てるのか?
【青木繁展@京都国立近代美術館】
没後100年の青木繁。主要所蔵品のほとんどが石橋財団(ブリヂストン美術館)とは知らなかった。過去の青木は「顔・ダイナミクス」@西洋美術館の自画像(東京芸大卒業作品)のみ。
入ってすぐにあるのが、『わだつみのいろこの宮』。んで、しばらくしてあるのが『海の幸』であるのだが。。。。。はて?
その他の作品が、あまりに平凡に見えて仕方がない。『黄泉比良坂』などもあるが、二つの大作につながるボリュームと迫力を感じない。ピラミッドの頂点2作品、他は裾野で、間を埋めるモノがないんだな。
な~んか、「夭折の天才」って言葉に引っ張られすぎたかな?
【 フェルメールからのラブレター展@京都市美術館】
これまで国内で見たフェルメール(時代順不同)
ワシントンナショナルギャラリー@京都市美術館 『手紙をかく女』
フェルメール展(2000年)@大阪市美術館 『聖プラクセディウス』『リュートを調弦する女』『天秤を持つ女』『青いターバンの少女』『地理学者』
フランドル絵画展@東京都美術館、神戸県立美術館 『絵画芸術の寓意』
レンブラント・フェルメールとその時代@国立西洋美術館 『恋文』
フェルメール展(2008年)@東京都美術館 『手紙を書く婦人と召使』『マルタとマリアの家のキリスト』『ディアナとニンフたち』『小路』『ワイングラスを持つ娘』『リュートを調弦する女』『絵画芸術の寓意』『ヴァージナルの前に座る若い女』
・・・・・14作品か・・・・・結構な数あるな
で、今回のフェルメールは『手紙をかく女』 『手紙を書く婦人と召使』 『手紙を読む青衣の女』の三点。入って、他の絵には一切興味なく、フェルメールの部屋を目指す。
フェルメールです。別格です。神魔です。特に『手紙をかく女』はピカイチですな。光がその場から湧いてる。これ以上は語るに落ちます。見て確かめてください。
混雑も予想ほどではなく、部屋は自由に行き来出来る程度。見てる方としては嬉しいが、主催者としてはどうなんですかね?今回は三枚綴りチケット(フェルメール三作品がチケット印刷されてます)なので、もう一回行くが、その時がどんな混雑になってるかは・・・ねぇ。
さて勝負の方ですが。。。。青木くん、相手が悪いわ・・・(笑
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