旅行に行ったときの朝は早い。目覚ましが鳴らなくても6時前に起床。誰もいない温泉で朝風呂。そして散歩に出かける。漁港だけに地元の方々の行動は早い。7時から漁港のセリがあるとのことなので、ちょっと覗かせてもらう。マグロだけではなく、網にかかった諸々の海の幸が並んでいる(マンボウ、サメなど)。そうこうしているうちに、島の合間から陽が登る。朝日をバックに働く人々を。
朝食を食し(完食しました。旅行に行くとちゃんと食えるのはなぜ?)、旅館をチェックアウトして、向かうは熊野那智大社&青岸渡寺&那智大滝。大門坂駐車場に車を停めて、大門坂を登る。大門坂はだ~れもいない、貸切状態です。
那智大社はすっかり正月迎春モードで参拝者も少なめ。それだけに、自然の威圧感に圧倒される。自然の力が漲る夏に来たら、どんな感じなんだろうか?(前回来たのは3月末)
お隣り西国33観音一番札所青岸渡寺にご挨拶。ご本尊ご開帳時期の熱気もなく、堂内は静か。日常を取り戻した、といったほうが正解かも。裏手にある大黒様に年末ジャンボ大当たりを祈念(結果はとっても残念でした)。
三重塔を通りすぎて、那智大滝へ向かう。石畳の傾斜はハンパないです。飛瀧神社は那智滝そのものを拝礼する神社なので、社屋は無し。先日の花巌神社同様です。南紀の信仰は、自然信仰だねぇ。。。と何度書いたことやら(w。今回は青空をバックに御滝を撮影できました。
さて、歩いて登ってきたということは、歩いて下らねばならぬということだが、これが意外とメンドクサい。地図を見ていただければおわかりになるが、御滝と大門坂参道は遠い。それも、また登り直さねばならん。車道は九十九折なので、えらく遠回りになってしまうが、上り坂はない。位置エネルギーを再び高めても無駄なので、車道を降りました。駐車場まで20分。路線バス待ってても代わらなかったんじゃないかというツッコミはなしで、ひとつ。
那智山を下って補陀落山寺へ。オフシーズンなので貸切状態で参拝していたら、社務所のおじさんが出てきて「500円/一人でご本尊見せてあげるよ」と商談(?)を持ちかけられた。ここまで来てお顔を見ないのは勿体無いので千円払って、まるで金庫のような扉を開いて、ご本尊ご開帳~!ご丁寧な解説付きでご対面させていただきました。両サイドに憤怒顔のある珍しい千手十一面観音菩薩ですな。
補陀落山寺を出たのが11:30。レンタカーの返却時刻まで30分しかないので、大急ぎで新宮市へもどることに。車返却後、駅近くのお食事処で昼飯を食して、熊野速玉大社へ。こっちもすっかり正月準備万端です。時間がない(新宮発の特急が14時。なんとドタバタな・・・)ので、宝物殿もPassして、ご挨拶のみ。ここから御朱印巡りの旅が始まったかと思うと、何もかもがみな懐かしい(ヤマト風)。
さて、今回のメーンイベントである神倉神社(熊野速玉大社元宮)へ。速玉神社から徒歩5分ほどで山麓の鳥居に到着。この神社はここからが大変。当日は天気が良かったので比較的登りやすかったが、前回参拝時は雨だったので、本気で怖かった。嫁はもう下を向けない状況(過去のトラウマが色々とありまして)。上がるほど傾斜は緩やかになっていくのがここの特徴ですが。
上がりきったところにあるコトビキ磐は相変わらずの存在感。今回は天気も良かったので、新宮沖の壮大な太平洋も眺めることができました。
神社の横には高校生のカップルが。青春だねぇ~。
駅に戻る途中でお土産のみかんを調達。数個持参させていただいたが、美味でした。
特急くろしおに乗って、大阪へ。帰りは当然ながら、爆睡してました