珍しく展覧会が豊作な関西の秋
【関西大学蔵 本山コレクションの精華@大阪歴史博物館】
某関係者から招待券を頂きまして。
大阪歴博は特別展で「真田幸村展」を開催中。こちらは常設の特別陳列です。表題の通り、本山彦一がコレクションし、その後関西大学に寄贈されたモノです。普段は関西大学博物館に展示されている模様。
縄文時代から古墳時代にかけての石器や土器や飾り物、銅鐸銅矛などなど。あと、土偶に埴輪。遮光器土偶も含まれております。そんなに珍しいモノではないのね、これって。
展示室ド真ん中に「こんな偽物掴まされました~」ってやってるのが面白い。
日本各地にとどまらず、世界(南米)でも発掘を行っていたそうで、ペルーの壺の展示などもあります。
【妖怪展@あべのハルカス美術館】
最近、幽霊絵がブーム?浮世絵の展覧会があると、もれなくセットで付いてくるからそう思うだけ?
最初は狐狸に百鬼夜行。能楽好きにはお馴染みの釣狐(白蔵主に化けた狐)です。百鬼夜行は妖怪付喪神大行進。
で幽霊画、歌舞伎の妖怪怪物へと。幽霊図は半分美人画の様相ですね。九相図見たかったなぁ・・・(展示替えの日程が合わず)。歌舞伎妖怪絵は土蜘蛛とか船弁慶(平家の亡霊)とか、とか。ホントに浮世絵好きだったら絶対見たことあるよな、なモノが沢山。
その後の六道絵(要は地獄図)がよかった。展示替えのため一部だけだったけど、全幅展示してくれないかなぁ。来夏の奈良博に期待しよう。
最後は土偶。今日は土偶付いてます(笑)。こちらにも遮光器土偶あり、トリを飾るのは「みみずく土偶(重要文化財)」。土偶は異形の怪物なのかという気はするのだが?
妖怪ウォッチの展示もあるため、観覧者にはお子様方も多し。でも、最後にチョビっとなんだが・・・。
【正倉院展@奈良国立博物館】
混雑は毎度のことなのだが、今年は観客少なめ?
レイトチケット(夜間専用)と通常チケットの合間を狙っての入館。土曜日でかなりの混雑を予想していたのだが、芋洗いほどではなく、少し待てば前に行って見れる程度。
今年は書が少なめで、絢爛豪華なキンキラキンは少なめかと。そのかわりと行っては何だが、鈴とか櫛とかが小物であるもののキリリと光る。櫛を見てたおば様達は「昔の人は髪細かったのねぇ~」って言ってたけど、ほぼ間違いなく奉納用で、人様は使ってないと思うぞ。
2016年10月30日日曜日
2016年10月29日土曜日
展覧会情報(東博・奈良博)
ハルカスと正倉院展で見つけた、来年度の展覧会情報
【東京国立博物館】
運慶 (興福寺中金堂再建記念特別展) 2017.9/26~11/26
【奈良国立博物館】
快慶 (日本人を魅了した仏のかたち) 2017.4/8~6/4
源信 地獄・極楽への扉 (これぞ地獄) 2017.7/15~9/3
【あべのハルカス美術館】
奈良西大寺展 叡尊と一門の名宝 2017.7/29~9/24 (東京→大阪→山口で巡回)
【MIHO MUSEUM】
雪村 奇想の誕生 (「ゆきむら」ではなく「せっそん」です) 2017.8/1~9/3 (春は東京藝大美術館)
【東京国立博物館】
運慶 (興福寺中金堂再建記念特別展) 2017.9/26~11/26
【奈良国立博物館】
快慶 (日本人を魅了した仏のかたち) 2017.4/8~6/4
源信 地獄・極楽への扉 (これぞ地獄) 2017.7/15~9/3
【あべのハルカス美術館】
奈良西大寺展 叡尊と一門の名宝 2017.7/29~9/24 (東京→大阪→山口で巡回)
【MIHO MUSEUM】
雪村 奇想の誕生 (「ゆきむら」ではなく「せっそん」です) 2017.8/1~9/3 (春は東京藝大美術館)
2016年10月14日金曜日
【10/14】若冲と吉村作治
若冲生誕300年記念展覧会。東京で動植綵絵が出た展覧会@東京都美術館では昼過ぎで240分という驚愕の入館待ち時間を記録しましたが、果たして京都では・・・?
【若冲の京都 KYOTOの若冲】京都市美術館
休日では激混みになるのは容易に想像できるので、平日に。。。と思ったら拍子抜けするほどに人がいない。展示室内も二重三重というわけではなく、チョット待てば絵の正面を独り占めできるほど。
前半は「ほぼ」鶏ばっかり。若冲といえば群鶏図のイメージ?白鸚鵡の絵が一品出てましたが、この白の明暗は凄いなぁと感心。
後半は鯉の絵(近所の男子が生まれると、お祝に書いたそうな)、人物絵(達磨さんとか)、静物画。超大物があるというわけではないので、その点行って落胆しないように。
後期には「像と鯨図屏風」(11/8~11/20)や「樹下鳥獣図屏風」(11/22~)、「髑髏図」(11/8~)が出るそうなので、そっち狙いの人がい多いのかなぁ・・・?
【黄金のファラオと大ピラミッド展】京都文化博物館
日本における古代エジプト研究第一人者(?)である吉村作治先生監修の展覧会。工学博士なのね・・・・。
あんまり期待してなかったんですが、展示品の殆どが古王国~中王国時代のモノ。3大ピラミッドであるクフ、カフラー、メンカウラーのカルトゥーシャが揃って見れるのはなかなか無いかと。久し振りに」ファラオ歴代史」(創元社)を引っ張り出して見ているのだが、出ている像がそのまま載ってるのにビックリ (゜o゜;
エジプト神の展示はほぼ無いのだが、久し振りに方形坐像見れたし、偽扉やステラ(供養碑)などなど見れて満足。この時代のヒエログリフは手抜き無しで綺麗だし。
で、ミュージアムショップに、何故お前がいるのかな?
思わず(ハンドルネームの由来である)アヌビス様のクリアファイルと一緒に買っちゃったよ
【若冲の京都 KYOTOの若冲】京都市美術館
休日では激混みになるのは容易に想像できるので、平日に。。。と思ったら拍子抜けするほどに人がいない。展示室内も二重三重というわけではなく、チョット待てば絵の正面を独り占めできるほど。
前半は「ほぼ」鶏ばっかり。若冲といえば群鶏図のイメージ?白鸚鵡の絵が一品出てましたが、この白の明暗は凄いなぁと感心。
後半は鯉の絵(近所の男子が生まれると、お祝に書いたそうな)、人物絵(達磨さんとか)、静物画。超大物があるというわけではないので、その点行って落胆しないように。
後期には「像と鯨図屏風」(11/8~11/20)や「樹下鳥獣図屏風」(11/22~)、「髑髏図」(11/8~)が出るそうなので、そっち狙いの人がい多いのかなぁ・・・?
【黄金のファラオと大ピラミッド展】京都文化博物館
日本における古代エジプト研究第一人者(?)である吉村作治先生監修の展覧会。工学博士なのね・・・・。
あんまり期待してなかったんですが、展示品の殆どが古王国~中王国時代のモノ。3大ピラミッドであるクフ、カフラー、メンカウラーのカルトゥーシャが揃って見れるのはなかなか無いかと。久し振りに」ファラオ歴代史」(創元社)を引っ張り出して見ているのだが、出ている像がそのまま載ってるのにビックリ (゜o゜;
エジプト神の展示はほぼ無いのだが、久し振りに方形坐像見れたし、偽扉やステラ(供養碑)などなど見れて満足。この時代のヒエログリフは手抜き無しで綺麗だし。
で、ミュージアムショップに、何故お前がいるのかな?
思わず(ハンドルネームの由来である)アヌビス様のクリアファイルと一緒に買っちゃったよ
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