文楽新春公演へ向かうべ。その前に、折角なのでお初天神に詣る。お初天神といえば、曽根崎心中の舞台であり、そりゃ文楽でしょってことで。
お初天神(露天神社)は大阪梅田のど真ん中。周囲を雑居ビルに囲まれたところにござんす。早朝(と言っても10時ころですが)ですが、参拝者はソコソコに居てます。十日戎なので、商売繁盛のお稲荷さんに参拝した後、ご本尊の天神さんにご参拝。文楽の開演まであまり時間もないので、御朱印を頂いて文楽劇場へ向かう。
【初詣の面影漂う、お初天神こと露天神社】
文楽新春公演は「寿式三番叟」、「傾城反魂香」、「染模様妹背門松」の三本。
寿式三番叟は能の翁を文楽風にアレンジした・・・・・あれ?歌舞伎のと、成立はどっちが早いんだ?まぁ、そういう細かいところは置いといて、太夫の「どうどうたらり・・・」と聞くと、背筋がぞぞぞっどします。翁の舞はそのままですが、三番叟はかなり独特なところと、能楽から持ってきたところが混在しているので、「能楽の翁を見たことがない人はわかるのかなぁ?」と思ふ。千歳から鈴を受け取る件で「黒い顔の尉」って言われてるんだけど、黒色の尉の面はかけてないし。能では狂言方が黒色尉掛けてからの問答なので、意味通じるけどさぁ。
「傾城反魂香」は土佐派の絵師を巡る争いって言うほどでもない、勘違い野郎のおはなし。「染模様妹背門松」は遊女に手を出したドラ息子と、丁稚と恋に落ちた娘の物語。と書くと、なんか身も蓋もねぇ。
話の筋は他サイトに譲るとして、アドリブ利かせた演出が楽しめる物語でした。「油店の段」で証文やら定家の色紙を出すところでは、本公演のパンフレットを出してみたり。歌舞伎でこういう演出があるのは知っていましたが、文楽でも同様なんですね。
文楽が終わったら、折角なので今宮戎を目指す。そう、当日は1/10で本戎です。文楽劇場のある日本橋から恵美須町までは地下鉄で一駅なので、歩いて行ったのですが・・・いやぁ、ポンバシも変わったねぇ~。
さて今宮戎ですが、人の多さはシャレにならねぇですな。境内は入場制限がかかってたので、入りませんでした。代わりに摂社?である廣田神社にご参拝。境内にある稲成神社にお参りして、戎縁日に稲荷社2つ参拝。廣田神社では御朱印を頂きました。
【廣田神社。公式な扱いは今宮戎の摂社?】
【本戎の恐ろしさを知る、今宮戎神社】
今週末は阪堺電車で行く、神社巡りを予定してますが、天気が心配だァね。
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